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2017年12月議会 一般質問 前川なお
2017-12-18
 日本共産党議員団の前川なおです。お疲れかと思いますが、しばらくの間ご静聴お願いいたします。それでは通告に従い一般質問します。
 
 難聴児の支援についてお聞きします。
 
 みなさんは人の話し声が聞き取りにくいと感じたことはありませんか?
世間話ならば、さして問題はないでしょう。しかし病院での説明や各種手続きなど、大人であっても、聞こえにくいことでさまざまな不便を感じるのではないでしょうか。
それが子どもであればどうでしょうか。
 
 先天性、後天性を問わず、周囲の音や音声が聞こえない、あるいは聞こえにくいと、言語発達に大きな影響が及びます。難聴を早期に発見し、補聴器の装着指導で「きこえの世界」を拡げる、また声、ことば、表情や手話、身振り、絵などさまざまなコミュニケーション手段を使って療育を開始する重要性は、WHOや厚生労働省からも指摘されているところです。
 
補聴器は、耳あな型、耳かけ型などいろいろありますが、昔と比べ精度もよくなってきています。おしゃれなもの、汗や水に強いものなどさまざまあります。めがねと違うのは、片耳だけで最低でも7万円前後と高額なことです。
購入費用とは別に、メンテナンス費用、電池交換費用も必要です。特に、一人ひとりの耳の穴の形状に合わせてつくるイヤーモールドは、音漏れによるハウリングを防ぎ、はずれにくくなるので補聴器紛失の予防に役立ちます。これが片耳7千円から9千円かかり、子どもの成長とともに作り替える必要があります。
 
 現在、障害者手帳を持つ重度の難聴児の補聴器購入費用は、国の障害者総合支援法で補助があります。障害者手帳を持たない60デシベル以上の中等度の難聴児については、大阪府の助成事業があり、電池の交換費用も助成があります。
しかし60デシベル未満の軽度・中等度の難聴児にはいっさい助成がありません。
 
60デシベル未満といっても40デシベルと55デシベルでは聞こえ方が違います。
たとえば40デシベルでは「普通の話し声がやっと聞き取れる程度」とされています。子どもの好きな内緒話は聞こえません。
時計の秒針の動く音、窓に当たる雨音、扉の開閉音、ガスの着火する音など、聞こえる者にとっては何気ない生活音が聞こえない、もしくは聞こえにくいのです。
 
 3人の子どものうち2人が難聴児というAさんは、市の障害福祉課窓口で補聴器購入費の助成について問い合わせたところ、60デシベル未満なので対象外とつげられました。長女は50~55デシベル、次男は45~47デシベルでした。大声が普通の話し声に聞こえるレベルです。
 
Aさん自身も小学2年生ごろから聞こえにくくなり、現在50デシベルの中等度です。長らく補聴器なしの生活でしたが、長女出産後、2階で泣くわが子の声に気づけていないことに愕然とし、初めて小型の耳穴式オーダーメイド補聴器を購入。片耳だけで26万円かかり、両耳への装用は断念しました。
難聴発症から20年後に初めて補聴器を装用したAさんは、周囲の音が耳に飛び込んできたうれしさに鳥肌が立ち、「わたしはどれだけ多くの音を聞き逃してきたのか」「もし小中学校の時に補聴器をつけていることができたなら、聞こえにくいハンデがなくなっていたのではないか」と振り返っています。
わが子に難聴がわかったとき、聞こえないことで学校生活や将来において不自由な思いをしてほしくないと、すぐ自費購入に踏み切りました。
 
 Aさんの長女は小学2年生のとき、難聴児などが通う「ぴょんぴょん教室」の先生から補聴器の装用を進められました。障害者手帳もなく聴力レベルも60デシベル未満だったため、全額実費負担です。耳かけ式補聴器とイヤーモールドを両耳購入して10万1800円かかりました。割引されてもこの価格です。
 次男は新生児期スクリーニング検査で重度難聴と診断され、手帳申請し1歳から重度用補聴器を装用。1割負担だったので、耳かけ式補聴器とイヤーモールド両耳で1万7126円でした。
成長に伴い聴力が45~47デシベルまで回復したため、5歳で手帳を返納。その後の補聴器購入は実費負担となりました。
 
子どもゆえに補聴器を紛失したり、汗などで故障することもあります。修理するにも耐用年数を境に修理上限額が大きく変わります。
なるべく時期をずらして購入・修理するようにしても、すぐにできないときもあり、ボーナスまでAさん自身の補聴器を使ってもらうなどして乗り切ってきたといいます。
2001年から現在まで、Aさん自身の補聴器と子ども2人の補聴器の購入費、イヤーモールド作成費用、修理費用もろもろ含め総額84万円を超える出費です。
 
大阪府下で軽度▪中等度の補聴器購入等助成を行っているのは25自治体です。
北河内7市でいうと枚方市、門真市、四條畷市、交野市が実施しています。
障害者差別解消法にてらしても、60デシベル未満の難聴児の補聴器購入・修理費用等の助成は整備が必要と考えます。
 
 以下、お聞きします。
 
一、難聴児の成長発達と言語習得をはじめ学習の効果において、補聴器の装着は必要不可欠です。国や府の制度にかからない軽度・中等度の難聴児への補聴器購入・修理費用と電池交換費用等の早期の助成を求めます。市の見解を問います。
 
一、医療機関や学校など関係機関と連携して積極的に難聴児を把握し、適切な制度や関係機関へつなげることを求めます。見解を問います。
 
 
 
2:ひきこもり支援について
 
 先日、「ひきこもり」について考える市民セミナーに参加しました。「経験者の思いから学び、一歩を踏み出そう」というタイトルで、3回目の開催でした。会場いっぱいの参加者で、関心の高さを感じました。
 セミナーでは、「ひきこもり」の相談や支援を行っている7つの関係機関が参加していました。教育研修センター、寝屋川保健所、市障害福祉課、市社会福祉協議会、三家クリニック、NPO助けあいの会、北河内若者サポートステーションです。
 
特別講演は「ひきこもり」当事者の男性でした。14歳から不登校になり、本格的に「ひきこもり」になってから脅迫障害や摂食障害などさまざまな疾病を発症。27歳で通信制の高校を卒業したときもまだ誰ともつながっていない状態で、支援機関とつながったのは30歳のときだそうです。
彼はいま「ひきこもり支援アドバイザー」「ケアストレスカウンセラー」として講演活動などを行っていますが、まだ自立はできていないと言います。
 講演の中で当事者の彼が強調していたことは、第三者につながっておくこと、「ひきこもり」の人の存在を知ってもらい、相談できる相手をつくることです。
そのためには、当事者やその家族、また当事者を知る人が、相談機関や支援機関を知識として持っていなければ、つながりようがありません。
「引きこもり」から抜け出したい、あるいは「引きこもり」から抜け出したあとの生活をどう立て直していくのか、当事者や家族の思いは切実です。
 
 いま寝屋川市内に15歳から39歳までの「ひきこもり」の人は推計で1200人余といわれています。40歳以上の「ひきこもり」の人も多数いると推定されています。
 「ひきこもり」は誰もがなりうることであり、相談窓口も各機関で設けられています。しかし「ひきこもり」の段階によって表れる症状はさまざまであり、どの機関に相談するのがふさわしいのか、判断に迷うところです。
「ひきこもり」相談窓口を一本化し、本人の状態に応じて関係機関につないでいくようなシステムが必要ではないでしょうか。
 以下、1点お聞きします。
 
一、引きこもりの相談窓口は保健所や医療機関をはじめさまざまありますが、相談窓口を一本化することで、当事者やその家族がより早く関係機関とつながれると考えます。見解をお聞きします。
3:防災・減災について
 
10月29日、南校区地域協働協議会が行った「避難所開設・運営訓練」に参加しました。東日本大震災を想定して、小学校高学年と中学生を中心にした避難所開設・運営の実施訓練で、意義あるものでした。
また11月2日には萱島地域で1回目の防災まちづくりワークショップが開催されました。このワークショップでは、自分たちの住んでいるまちを歩き、避難経路で危険箇所、安全な場所を確認していく作業を行いました。住宅密集地で細い道が多い萱島地域は、避難所にたどりつくまでに命の危険が数多くあるということを再確認しました。
この2つに参加して、「防災教育」「防災訓練」を地域で繰り返し実施していく必要性を痛感しました。
以下2点について見解を問います。
 
一、行政として、地域の防災教育・防災訓練をどう指導・助言していこうとしているのでしょうか。
 
一、車いすの方や目や耳が不自由な方、歩行に杖やシルバーカーが必要な方など、支援が必要な人に訓練に参加してもらってこそ、支援する側もイメージしやすいと考えます。要支援者の防災訓練の参加の促進についてお聞きします。
 
 
4:受動喫煙対策について
 
 たばこの副流煙を吸い込むことで健康を害する受動喫煙は、その対策が急がれています。市役所と議会棟出入り口は、灰皿が撤去され、喫煙コーナーが設置されたことで分煙されました。
 京阪寝屋川市駅では高架下のコンビニ横の灰皿が撤去され、信号待ちで止まっていてもタバコの煙が流れてくることはなくなりました。
 一方で、分煙対策等は道半ばであり、歩きタバコ、自転車走行中の喫煙などもまだ多く見受けられます。喫煙者一人ひとりのマナーの向上が求められるところです。
 
また加熱式たばこなど新型たばこが急速に広がっている中、WHO、日本禁煙推進医師歯科医師連名、日本呼吸器学会等が警鐘をならしています。
7月には日本禁煙学会が「加熱式たばこ緊急警告」を発表。加熱式たばこと普通のたばこ(ラッキーストライク)を比較し、ホルムアルデヒドなどの発ガン性物質をはじめ毒性物質・刺激性物質が、従来のたばことほぼ同様であり、ニコチンもわずかに減少しただけで、普通のたばこと同様の生体作用があると報告しています。
 
ニコチンは、血管収縮、血圧上昇および脈拍増加などをもたらし、急性心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、脳梗塞、くも膜下出血、脳内出血などなどが考えられるとし、新型たばこは「その性格上、煙が見えにくく臭いもわずかなので避けることが困難」「普通のたばこと同様に受動喫煙で危害を与える」と指摘しています。
 
 たばこは嗜好品であり、喫煙によってストレス解消の効果もあり、一概に喫煙=悪というつもりはありません。
仕事の合間の「一服」が、コーヒーなのかケーキなのか、たばこなのか。「一服」の手段の違いを認めることは大切です。喫煙者と非喫煙者が共存していくためには、分煙を進めることではないでしょうか。
 以下、質問します。
 
一、市として受動喫煙についてどう考えますか。見解を問います。
 
一、人の往来が多い、また人が集まる場所で、健康被害のリスクがある受動喫煙の実態を把握し、対策を講じるよう求めます。見解を問います。
 
一、歩きたばこや自転車走行中の喫煙は徹底して禁止を呼び掛け、市民のマナー向上をはかる必要があると考えます。中核市をめざす上で、タバコに対する姿勢は市の評価にかかわります。市民への周知について見解を問います。
 
一、電子たばこや加熱式たばこといった新型たばこついても、従来のたばこと同様、健康に害を及ぼすものと認識し、市民への啓発と、喫煙所での使用を呼び掛けることを求めます。見解を問います。
 
 
 
5:中学校給食について
 
 先日、中学校給食の試食会に参加した保護者の方に感想を聞く機会がありました。その日のメニューは肉じゃが。その方は「脂が固まっているということはなかったけれども、うちの子は毎日こんなおかずを食べているのかと思うと悲しくなりました」と率直におっしゃっていました。
 食事をおいしいと感じる要素に、味覚、嗅覚、見た目、そして温度があります。
人間の嗜好温度は、体温を中心に25度~30度の範囲にあるといわれています。一般に温かい物であれば60度~65度前後の温度が好まれるとされています。
先にあげた肉じゃがであれば、温めて食べたほうがおいしいと感じる人の方が多いと思います。私なら冷たい肉じゃがは、できれば避けたいところです。
さて12月の中学校給食の献立を見ると、いかにも子どもが好みそうなメニューが並んでいます。少し紹介します。豚肉とキャベツのみそ炒め、すき焼き、豚キムチ、さばのソース煮…。どんなにおいしそうなメニューでも、おかずのすべてが人間の体温よりも冷たい状態で、毎日提供されているところを想像してみてください。
白身魚フライやチキンカツといったメニューは、冷たくてもまだ許せるかもしれません。しかし炒め物などは、衛生管理上必要とわかっている大人でも、しんどいと感じるのではないでしょうか。
 
冷たくても食べろと言うことは簡単ですが、思春期の中学生にそれでいいのかと思います。生徒の意識とともに、教職員の給食へのとらえ方を変える必要もあると考えます。
食べ残しが依然3割弱と多い中で、来年度以降、生徒がおいしいと食べる中学校給食に改善されていくのか注視しながら、一点お聞きします。
 
一、食べ残しを減らす取り組みとしての食育指導について、見解を問います。
 
 
以上で私からの質問を終わります。再質問ある場合は自席にて行います。ご静聴ありがとうございました。
 
 
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