本文へ移動

活動報告

新着記事一覧

12月市議会本会議 議員定数削減案を否決
2006-12-13
       議会の役割後退させる議員定数削減

  市民派クラブが提出した市会議員4名削減の条例案が、7日の本会議で審議がされました。
日本共産党の松尾議員が質問しました。松尾議員は、市議会のはたすべき役割が、①市民の多様な意見を市政に反映させること、少数の意見や異なった意見もきちんと反映させること②行政の監視・チエック機能をしっかりはたすことにあること、を提案者にも確認しました。
  その上で、提案者が議会の改革であると位置づけるのなら、定数削減によって、市議会のはたすべき2つの役割が前進するのか、具体的に示すべきと質問しました。
  しかし、提案者からは、「それぞれの議員が自覚することがもとめられる」などと、定数削減にむすびつく具体的答弁はありませんでした。
        
行財政改革を理由に議員定数減らすべきでない

  松尾議員は、「議員の法定数38を10人も減らせば、少数意見は反映されなくなる、議会のチエック機能が弱まることが大きな問題である」と述べました。
  松尾議員は、「議会は行政組織の一部ではなく、独立した組織として、しっかり役割をはたすことがもとめられている」とし、「行財政改革」の名で、議員定数削減をすすめることの問題を指摘しました。
  そして、来年4月の市会議員選挙を間近にひかえた時期に定数削減をすることは、市民的に周知できないことなども指摘しました。
  討論では、中林議員が4会派を代表して反対討論をおこないました。議員定数削減案は賛成3反対28で否決されました。


前回反対の人がなぜ定数削減の共同提案者に

  今議会では市民派クラブが議員定数削減を提案しましたが、いちばん驚いたのは、4年前の定数削減に反対した議員が、共同提案者に加わっていたことでした。 この方は「市民誰もが持っている選挙に立候補する権利を狭めることになる危険性が強く、市民の民意の反映という議会本来の責任を果たすにはマイナスの効果 を発揮すると判断」「民意の反映を尊重するという観点から定数削減に反対をいたします」と、明確に反対しました。本会議で、なぜ今回定数削減の提案に加 わったのか、説明をもとめました。提案した代表者は「人間の考えは状況に応じて変わるもの」などと答弁。ご本人からは「議会費の削減で報酬削減のほうが必 要と考えているが、今回はより賛同のえやすい定数削減の提案が必要と考えた。熟慮のうえ提案者になった」などと答えました。議員定数の削減は個別の小さな 問題ではなく、地方自治や民主主義のあり方の基本に関わる問題です。四年前と態度を変える以上、十分な説明が必要であり、答弁は理解できるものではありま せんでした。 
0
7
5
7
3
5
TOPへ戻る