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一般質問

枚方寝屋川消防議会 田中議員 一般質問

2010-07-30

  北河内4市リサイクルプラザ「かざぐるま」の火災について一般質問させて頂きます。
  今年6月14日の午前9時57分頃、寝屋川市寝屋南にある北河内4市リサイクルプラザ「かざぐるま」以下略して「かざぐるま」とさせて頂きます。この「かざぐるま」から出火、20台の消防車、71名の隊員が出動。枚方寝屋川消防組合の覚知は、10時07分であり、鎮火は14時48分となっています。覚知から鎮火まで約4時間40分かかっています。


  損傷程度は、4階天井約10㎡焼損、受け入れホッパーの一部、供給コンベア、破袋機、粗選別機およびごみ1トンが焼損、1階から4階水煙損、消火にあたって屋根および窓ガラス等破損とされています。
  出火原因は、簡易ガスライターによるものと推定とされています。
  簡易ライターは頻繁に廃プラに混入されているとお聞きしています。収集段階での分別徹底も必要でありますが、今後、火災が二度と起きない保証はありません。廃プラ処理施設に設置する消防用設備等の基準については、充たされていたとお聞きしましたが、火災が起きても、迅速に鎮火できる設備等の指導や設備等の基準の見直しが求められます。その2点についてお聞きします。

  次に消火活動にあたってのマニュアルについてです。
3年前、発泡スチロール製品を扱っているトーホー工業株式会社くずは工場において火災が起き、焼損面積は4,200㎡と「かざぐるま」より広かったようです。4階建て、耐火構造という点では、「かざぐるま」と同様ですが、鎮火に6時間費やしたと聞きました。化学製品という点では、同様であります。「かざぐるま」においても発泡スチロール、廃プラ、ペットボトルなどを扱っています。廃プラ処理施設などでの火災を迅速に消火できるためのマニュアルを作成すべきではありませんか。 

  また、消化活動にあたってです。「かざぐるま」では、TーVOC総揮発性有機化合物・トルエンの数値を市民に公開するために道路からすぐの玄関口に設置された電光掲示板があります。
  火災当日は、住民への広報活動はされていないとお聞きしました。
  火災の際、ペットボトルからはアセトアルデヒドやベンゼンが発生します。アセトアルデヒドやベンゼンは、発ガン性があり、目やノドなどの粘膜を刺激します。頭痛などの原因にもなります。
  また、ポリエチレン(PE)からはアセトアルデヒド、アクロレイン(アクリルアルデヒド)、メチルアルコール、ホルムアルデヒド等が発生します。ひどい症状では、意識を失うなど、中枢神経を冒されることもあります。日頃から、廃プラ施設周辺の住民からは健康被害の訴えがあります。
  廃プラから発生する化学物質には、未だに有害性が解明されていないものが多くあります。周辺住民に注意勧告など広報活動を行うべきだったと考えますが、いかがですか。
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